昨年の秋、刺し子の魅力を知り、12月に初めて花ふきんを作った私。それは、霰亀甲(あられきっこう)という文様でした。
✻前回(ブログの初記事)に書きました↓
この初作品を刺している間に、もう次を作りたくなっていて、Instagramでよく名前の挙がる「ホビーラホビーレ」さんのサイトを何度も覗いて、楽しく迷っておりました。
ただ、なんといっても師走です。忙しいのです。そして、霰亀甲を仕上げた翌日から、私は遠い町にひとりで住む父のところへ、サポートに出掛けることになっていました。
(昨年の5月に母が他界、諸々手続きしなくてはなりませんでした。その他にも父に家事の指南をしたり、もちろん励ましたりと、コロナの隙をつくように、その後も父の住む町へ通っています。実は先週末にも…)
用事を済ませ、我が家へ帰る日。新幹線を降りた私は、ふと、駅ビルのデパートの閉店時間まで、まだ20分くらいあることに気付きました。そこには「ホビーラホビーレ」の実店舗が入っています。
荷物を抱えてエレベーターへ直行。バタバタとお店に向かい、刺し子のコーナーへ。大急ぎで刺し子布3枚と、刺し子糸5束を購入。父からもらった全国百貨店共通商品券を使って買いました。(笑)
私は、清水(父の住む町)から帰ると、翌日はだいたい疲労で寝込むのですが、刺し子の布と糸を買ったおかげか、このときは元気でしたね。手元に楽しみがあるって、大きな癒しです♪
次に刺す文様を選び、使う糸も3色と決めました。さあ、いよいよ、刺し子糸の玉巻きです。ネットで検索して、いろいろな方法を見せていただき、自分にできそうなやり方を選びました。
(このときの写真がないので、手元にある糸を使って昨日撮った写真を載せます。こちらはホビーラホビーレさんではなく、アトリエKazuさんの糸ですが、悪しからず)
■用意するもの
- 刺し子糸
- 糸切りハサミ
- ペンなど芯にする棒状のもの
- マスキングテープ
- ビンなど円柱状で重さのあるものを2本
※糸の輪を広げた状態にしておくために。
椅子に座って、膝を使うなどしてもOK。
■糸の準備
巻いてある紙ラベルを外し、かせになっている糸束のねじりを取るようにして、広げます。この写真の糸は、120メートル。これが1本の長い糸になっているんですね。
結び目を探し、切ります。ここが糸の始まりです。ホビーラホビーレさんやオリムパスさんの糸は、簡単に結び目が見つかりました。が、このKazuさんの糸は、2か所、別糸で縛ってありました。
ベージュの方は迷わず別糸を切って取り除けました。問題は紺色の部分で、本体の糸と、別糸がまとめて縛られています。別糸を、別の色にしておいてくれたら、なんてぼやきながら、糸の流れをよく見て、結び目を切りました。
ビンを糸束の輪の中に置きます。刺し子糸は摩擦が大きくて絡みやすいので、最初に糸をほぐすようにして置いておくと良いようですね。
■ペンを芯にして巻いていく
ネットで見たところ、ペンなどを芯にして糸を巻いていく方が多かったので、私も色の出なくなったチャコペンを利用することにしました。
巻き終わってから芯をはずすので、キャップのないお尻の近くで巻いていくのが良さそうです。
最初に、マスキングテープの糊面を外側にして、ペンにひと巻きします。
糸端をマステに乗せ、マステが見えなくなるまでくるくると巻いていきます。
次に、斜めに巻きます。
斜めを少しずつずらしながら巻き進めていきます
■糸端はマステで留めておく
無地のマステに、自分が必要な糸の情報(メーカーとか色番、太さなど)を書いて、糸端に付けて、糸玉に貼っておくと、便利だと思います。
この糸端を、内側から抜いて使うという方もいらっしゃいます。その場合は、ペンに巻くマステの扱いを工夫しましょう。
私は、外側から使う方を選びました。残量がわかりやすいというのもありますし、最後あたりまでまん丸の方が可愛いかな、と思って。編み物のときのようにコロコロ転がってしまうことも、刺し子の場合は少ない気もしますしね。
■玉巻きのメリットを改めて
それにしても、玉巻きってひと仕事です。前回のように、1か所パチンと切って、糸を抜いて使う方法だったら、こんなに時間も取られません。めんどくさいなあ、というのが本音です。はあ(-_-;)
それでも、やっぱりこの先も私、玉巻きの方法を選ぶのだと思います。糸を無駄なく使えるし、段染め糸の場合には特に、色の配置をある程度好きなようにできるから。
そして、何といっても見た目が可愛いのです!
2作目用に用意した3つの糸玉を並べて、私はニヤニヤが止まりませんでした。笑
次回に続きます♪