暑すぎる日が続きますね。お見舞い申し上げます。
本当に、外に出ることさえ危険な感じで・・・
体調には十分注意して、この長い長~い夏を、なんとか乗り切りたいものですね。
今回は、先日作った刺し子のブローチの記録です。
ブラウスやワンピ、白Tなどなど。シンプルな服にちょっとアクセントがほしいな、ナチュラルな感じがいいな、というときにピッタリだと思います。
私は皮膚が弱いので、最近ではネックレスやイヤリングさえ、身につけるのもなんだか気が進まなくなってきていて(特に夏は…)、とても残念な感じです。その点、直接肌にあたらないブローチは、アクセサリーの中でもありがたいアイテム。手持ちのブローチに少し飽きてきたということもあり、気分を上げてくれるブローチを作ってみよう、と思いました。
刺し子の一目刺しは、可愛い模様がたくさんありますよね。少し大きめのブローチに仕立てたらきっと楽しいはずです。大きめ、といってもブローチですから、サイズなんてまあ、それこそカワイイものです。笑
小さいスペースならば、良い機会だから苦手意識のある斜方眼を布に引いて、可愛い六角形ベースの刺し子をしようかな、と考えました。
選んだのは、3つの色の、6枚の花びらのお花がお行儀よく並ぶ、三色小花刺し。優しいパステル系の糸を使ったこともあり、刺している間中、心が和みましたよ(*^^*)
■市販のブローチ台キットを使って
ブローチの形は、オーバルがいいな、という気分でした。市販のブローチ台を利用して手軽に仕立てたいと思い、クロバーの「くるみボタンブローチセット オーバル・55」を購入。出来上がりサイズは、約5.5×4.0cmです。
パーツを布でくるみ、指ではめ込むだけで仕上がるので、本当に気軽に作れます。ポリプロピレン製ってどうなんだろう?とも思ってましたが、とても軽いし、くるみボタン式なので表からは台は見えないし、お値段も手頃感があり好印象。これでたくさんブローチづくりをして、いつか高級感のある自然素材のブローチ台を使ってみてもいいかな、と♬
Clover くるみボタン・ブローチセット サークル40 7個入 58-657
セットは7個入り(2個入りもあります)。表側のパーツと裏側のパーツ、そしてブローチピンが入っています。商品台紙に切り取って使う型紙が印刷してあるのですが、外側はよしとして、内側を切り抜くのが不器用な私には少し大変だったかも。笑
この型紙の大きさに合わせて、あらかじめ刺し子図案を作っておくと、後々便利です。ペンの色も3色使うと混乱せずに済みますね(*^^*)
図案に型紙を置き、刺し子の位置を決め、型紙の内側の楕円を書き込みます。これが、ブローチの正面から見える範囲。実際にはくるみボタン式なので、布が回り込む分、余裕を持って刺し子をしておきたいもの。だいたい5ミリくらい、この楕円より大きな印もつけておき、ここを刺し子する範囲としました。
■甘すぎず、品の良い花模様
布は、余裕をもたせ12×10cmくらいにカット。白いリネンを選びました。薄手で淡い色の布ならば、トレースボードで写せます♬
それでも、方眼線なら2方向ですむけれど斜方眼は3方向の線を引くので、便利なトレースボードとはいえ、やはりちょっと緊張しますね。線は後で消すので、水で消えるチャコパーを使って写しました。
チャコペーパー 水性チャコペン チャコパー アーチスト 極細 青 F10-BU
さて、いよいよ刺し子をします。
三色花刺しは、3色のお花が並ぶ模様ですが、ひとつの色を全部刺し終えたら次の色…としていくと、間違えにくいと思います。横方向を基準に見ると、縦に順番に三つの色が並んでいるのがわかりますよね。そこを頭に入れておくと、混乱せずに(私の場合ですが)、先に進めます(*^^*)
今回、使った糸はOOE花糸の、淡いブルー(702)とラベンダー(203)とクリーム(3)。まずは、中心に置きたいブルーから刺していきます。間違えないように、中央の横方向から刺しました。笑
次は、ラベンダー色の糸。横線を基準として、ブルーのお花の真下にくるように刺していきます。ただし、一番上はブルーがないので、もしもあったらこの位置だね、とブルーの姿を想定して、ラベンダー色を配置します。
最後に、クリーム色のお花を刺します。
この後、型紙の外側の楕円の大きさに布をカットし、軽く手洗いしてペンの色を落とします。半乾きの状態で、裏からアイロンをかけたら、刺し子は完成。
小さなお花が野原一面に咲いているような、本当に愛らしい三色小花刺し。
一針を一枚の花びらに見立てたシンプルな花模様は、甘すぎず大人っぽい品の良さがあると思いませんか?
さあ、あとはブローチに仕立てるだけです♡
■ブローチに仕立てる
布端から4~5ミリほど内側を、ぐし縫いしていきます。この糸をあとで引っ張ってギャザーを寄せてパーツをくるむので、布の表側から玉結びして始め、針目はあまり細かすぎず粗すぎず、が良いでしょう。私は一針が3~4ミリになるようにしてみました。
布とパーツの間にキルト綿をはさむと、少しだけふっくらして可愛いです。一周縫ってギャザーを寄せ形を整えてパーツを包んだら、もう一周、今度はできたヒダの山を掬うように縫います。こうすることで、ギャザーが綺麗に安定します。一針返し縫いして玉どめし、糸を切ります。
表側パーツ、くるみボタンのように形が整いました。次はこれをブローチにしていきます。
裏側のパーツとの合体。このとき同時にブローチピンも合体させます。
ブローチピンを裏側パーツに差し込み、そのままひっくり返した表側パーツにのせ、表側パーツの突起とブローチピンのふたつの穴を合わせ、一度に押し込みます。パチンと音が鳴ればOK。
ふたつ同時に、というのがちょっと難しいですよね。私は、ピンを開いてふたつの突起の上に親指を当て、強く押しました。
三色小花刺しのブローチ、完成しました\(^o^)/
丸い形も好きですが、オーバルも可愛いなあって思います。このキットのオーバルの形は、均整がとれていてとても綺麗ですよね。黄金比率なのかな?くるみボタン式のふくらみも、私の好みです(*^^*)
■いろいろな刺し子模様で
とても手軽にブローチが作れるので、布色や糸色、模様もいろいろ替えて、もっともっと作りたくなってくるんです。今回私は、6種類作ってみました。
さまざまな文様や色あわせを、悩みながらも楽しんで選ぶ時間。刺し子する喜び。あっという間にブローチに仕上がっていく面白さ。作っていて、とても元気がもらえた気がします。
ブローチを並べてみると、ちょっとした刺し子のサンプラーみたい?
そう思うと、もっともっと作りたくなりますが。笑
こちら、minnneに出品しました。よろしかったら、見てみてくださいね(*^^*)
刺し子の文様は縁起の良いものも多く、身につけて歩くとき、お守りみたいにも感じられそうです。お洋服の胸元だけでなく、バッグやお帽子のアクセントにもいいですね。
すっかり出不精になっている私ですが、出掛けるときもたま~にあります。手持ちの服はシンプルなものが多いので、さりげない華やぎを添えてくれるアクセサリーがほしいところ。今度はちゃんと自分のために、幸せを願うような古典柄を選んで、刺し子のブローチを作ってみようかな♡なんて思っています。
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