色あわせ、糸あそび。

Sashiko brings a smile.

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一目麻の葉の小さなあしらい(マイバッグに外ポケット)

 

手持ちの、布ものの既製品。無地でシンプルだったりすると、ちょっと何か手を加えたくなりませんか?

私は昔からそうなんです。例えば真っ白なスウェット。胸ポケットあたりにささやかな装飾がほしくて、ポケットを植木鉢に見立て、その上の方に小さく草花を刺しゅうしてみたり。シンプルなトートバッグに刺しゅうのブローチを付けてみたり、といった具合。

やめた方がいい?やらない方がお洒落?なんて心配しながらも、つい、なんかちっちゃくデコってしまう。笑

今回は、無印良品の綿のマイバッグに、一目麻の葉のポケットを付けてみました。

 

 

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい1

一目麻の葉




■ポケット作ってくっつけちゃえ!

刺し子に目覚める前は、スケッチ画みたいな刺しゅうが好きでした。ブローチにするような、小さなモチーフを刺すのも好きでした。

夢中になっていた頃は、何かに刺しゅうしたくてしたくて、身の回りにある布ものを見渡したり、カットクロスを買ってきて刺しゅうし、四隅を縫ってバスケットのカバーを作ったりと、そんな毎日でした。

そしてそれは、刺し子をするようになっても変わらないんですよね。無地の布を見るとむずむずして。ここに刺し子したら可愛いんじゃないかな?なんてね(*^^*)


無印良品の生成りのマイバッグを買って、買い物した品物を入れて帰った日。その何の変哲もない布バッグを改めて眺め、ここにボタニカル画っぽい刺しゅうしたいなあ、と思ったのは、去年の暮れくらいだったでしょうか。洗濯してアイロンをかけて、いつでも刺しゅうに取り掛かれるようにしておきました。

でも、それっきりでした。慌しい日々。隙間時間ができても、気持ちは刺し子関連の方に向かってしまっていたのですね。それと、縫製済みのバッグに刺しゅうするのが大変そうに思えたことも、後回しにしていた大きな理由でした。


あ。そうか!
ポケット作って、まつり付けたらいいんじゃない?

そう思いついたら、早かったですね~。笑
すぐに四角い型紙を作って。麻布にフリクションペンで方眼線を引いて・・・。

そう、ポケット、と思った時点で、ボタニカル刺しゅうは頭から抜け落ち、一度挑戦してみたかった「一目麻の葉」を刺すことに決めた私でした。

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい2

方眼線の工作用紙で型紙を作り、布に線を引く

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい3

縫い代を付けて布をカットし、端にほつれ止め液を塗る

 

小さいサイズの方眼線を引くのも、だいぶ慣れてきました。このサイズでならいろいろな一目刺しを自作できそうだなあと、線を引くとむしろワクワクしてきます。笑


■工程の多い一目麻の葉

麻の葉は以前、ホビーラホビーレさんの印刷済み布で作った花ふきんで経験していますが、一目麻の葉というのは初めてです。

 

✻麻の葉を刺したときの記事はこちら↓

tsukikana2.hatenablog.com

 

横。縦。縦っぽい斜め2方向。横っぽい斜め2方向。
一目麻の葉って、直線を刺すだけで単純なんですが、全部で6方向刺すという工程の多い文様なんですね。

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい4

横、縦、斜め・・・まだ先は長い

 

自分の引いた5ミリ方眼線だけがよりどころなので、花の中心を目分量であけるときなど、ちょっと心もとない気持ちになります。これもきっと、慣れ、なのでしょうね。上手になりたい!

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい5

糸の集まる花の中央部分は「あき」の加減が難しい



刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい6

最後のライン。あと少し!

 

刺していて思ったのですが、縦っぽい斜め2方向は表に出る糸が長く、どうしても緩みがちになります。これは多分、最後に刺した方が良かったのでしょう。次はそうします。

ともあれ、出来上がれば嬉しいものです♪
可愛いらしい文様ですよね🌼

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい7

刺し終わり。右側は裏側

 

■外ポケットなら簡単!可愛くなるし便利だし♡

刺し終わったら、縫い代を折り込みアイロンをかけます。このとき、フリクションペンの下書きも熱で消えますね。

その後、ポケットサイズより四方それぞれ5ミリほど小さくカットした接着芯を、アイロンで貼り付けます。これで、ポケットに何かを入れたときの糸のひっかけを防げるし、布端のほつれ防止にもなります。

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい8

縫い代を折り込んで接着芯をアイロンで貼り付ける

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい9

ポケットの完成。これをバッグに縫い付ける

 

あとは、ポケットを好きな位置に縫い付けるだけ。簡単です。私は右下にまつり縫いしました。

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい10

ポケットの三方をまつり縫い

 

 

今回使用した糸は、染色アトリエKazuさんの段染め糸。ピンク、薄紫、淡いグレーのグラデーションが綺麗で、刺していて気持ちが華やぎました。太さは20/3。細めの糸ですね。一目麻の葉の繊細な文様には、多分、細い糸が合うと思います。


さて、これまでしまいこんで使っていなかった、このマイバッグ。薄めの生地で折りたたみやすい形だし、これからはもっと愛用したいです♪

ポケットを付けたことで、お店でショップカードをもらった時など、パパッと入れられて便利かも。可愛くなったし、これを持って出掛けるのが、なんとなく楽しみになりました。

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい11

ポケットに何が入るかな?

 

それにしても、無印良品の布製のマイバッグは、本当に刺しゅうや刺し子がしやすそうな生地です。今回はポケットを付けてしまいましたが、いつかはバッグに直接、刺し子をしてみたいと思います。いや、今度こそボタニカル刺しゅうかな?笑

ネットで「バッグの下の方を刺しゅうするときは、上部をくるくる丸めてクリップで止めておくと良い」とか「クリアファイルをバッグに入れておくと刺しやすい」という情報を得ました。試してみなくては!

このバッグ、すごくお安かったと記憶してますし、サイズもいくつかあったような。MUJIに行ったら、また買ってきましょう。良い素材を見つけました。笑

ああ・・・でも。ポケットもまた付けたいかも。便利そうだし。
「次」を考えるのって、楽しいですね(*^^*)

 

刺し子の画像_一目麻の葉のあしらい12

細い糸が似合う一目麻の葉